日中クラブ講演会
2022年度日中クラブ講演会のご案内
ロシア軍によるウクライナ侵攻は、これほど経済のグローバル化が進み、人、モノ、カネ、情報の交流が緊密に行なわれる現代社会では、戦争は起こりえないと安易に考えていた人々の目を覚ましてくれました。日本とは2000年以上の交流の歴史を有する隣の大国中国がロシアとどう向き合っていくのかは気になるところですが、100年に一度と言われる大変革期にあって、日中関係も2国間や東アジアの枠組みから、否応なく世界の中の日中関係へと舞台が大きく回り始めています。
折しも今年は、日中国交正常化から50周年。目的の達成が容易なことではないことを中国語では「来之不易」といいますが、新中国成立以来、1978年に平和友好条約が締結されるまでの山あり谷ありの日中関係、その後、中国の経済発展が日本に追いつき追い越した紆余曲折の日中関係、そしてコロナ禍とウクライナ戦争、地球環境の変動と資源エネルギー問題など、課題山積の中で迎える50周年はまさに「来之不易」そのもの。ここで一旦立ち止まって、日中関係50年の来し方と今後50年の行く末を静かに考えるには今がちょうど良い時期ではないかと考えます。
つきましては「『来之不易』の日中関係、その来し方と行く末」と題して、中国に通算して25年以上外交官として滞在し、その後も中国と深く関わってきた瀬野清水日中協会理事長による日中クラブの講演会を、下記の要領で実施する運びとなりました。
会場では換気と3密を避ける等、万全のコロナ感染防止対策のもとで開催いたしますので、ふるってご参加下さいますようご案内申し上げます。
記
(1) 日 時:2022年(令和4年)5月12日(木)14:00~15:30
(15:30~17:00希望者による参加者交流会を開催します)
(2)場 所:主婦会館プラザエフ 8階スイセンの間 TEL:03-3265-8111
〒102-0085東京都千代田区六番町15 (JR 四ツ谷駅 麹町口から徒歩1分)
(3)演 題:「『来之不易』の日中関係、その来し方と行く末」
(4)講 師:瀬野清水 日中協会理事長(元在重慶日本国総領事)
(5)参加費:会員 1000円、日中クラブ会員/一般 1500円
(交流会参加者は別途お茶代 500円)
(6)出 欠:出席ご希望の方のみFAX、又はメールにてお知らせください
メール:ichihara@jcs.or.jp (担当:市原)
TEL:03-6661-2001
(欠席の場合不要)
※ご出席の方は4月28日(木)までにご連絡下さい
【講師略歴】
1949年生まれ。長崎県出身。1975年外務省に入省。北京、上海、広州、香港、重慶などの日本国大使館、総領事館駐在を経て2012年退職。退職後、(独法)中小機構国際化支援アドバイザー、大阪電気通信大学客員教授、(一財)MarchingJ財団事務局長などを歴任して2021年から現職。